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Report
2026.06.05
全私保連青年会議
令和7年度の振り返りとこれから
児童福祉法の改正や保育士配置基準の改善、児童手当をはじめとする子育て支援の拡充など、保育を取り巻く環境に大きな変化が続いた令和7年度。こども誰でも通園制度の令和8年度本格実施に伴い、各地で具体的な動きが加速し、保育のあり方そのものが問われる転換期の真っ只中に、私たちは立っています。そのような時代に、全私保連青年会議は自分たちらしさをしっかりと打ち出しながら、学び、つながり、前へ進んだ1年となりました。
* * *
この1年を振り返ると、まず外せないのが奄美大島での全国大会です。離島での開催という、これまでにない挑戦に、実行委員や地元の皆様の強い思いと情熱で立ち向かいました。不測のリスクへの不安を抱えながらも、全国各地から330名を超える方々にお越しいただき、初日のパネルディスカッションから分科会、フィールドワーク、情報交換会、そして2日目の記念講演まで、奄美の豊かで魅力的な自然と文化を余すところなくお届けすることができました。大会テーマに掲げた「つむぐ」という言葉の通り、全国の仲間との絆を紡ぎ、保育の未来へ向けた大切な縁をつないだ大会となりました。参加者の皆様には、多くの気づきや刺激を持ち帰っていただけたものと感じています。令和6年度の東京大会が 800名規模の大きな舞台であったとすれば、奄美大会は「深さ」と「温かさ」が際立つ大会でした。
全国私立保育研究大会・飛騨高山大会では、令和 6年に引き続き分科会を一つ任せていただきました。「これからの時代に求められる人材育成」というテーマの下、「ディズニー」が大切にしている理念から学ぶ研修を企画し、参加者から非常に満足度が高かったとの声をたくさんいただきました。
令和6年度に初めて実現した日本保育協会青年部との合同研修は、令和7年度は大阪にて開催。(株)福祉総研上席研究員・松本和也氏から新しい処遇改善制度の留意点を、また滋賀大学准教授・山本一成氏からは「保育が紡ぐサスティナビリティ」と題した講義をいただき、「時間が足りない」という声が会場から上がるほど内容の濃い研修となりました。今回も必要経費を除いた収益は、すべて能登半島地震復興支援金として寄付させていただきました。
令和8年2月開催の特別セミナーは「多種多様─個性が切り拓く新しい未来」をテーマに、初の福岡市開催となりました。ベストセラー『〈叱る依存〉が止まらない』の著者・村中直人氏より、ニューロダイバーシティの視点から考える保育についてお話しいただき、またドラァグクイーンとして幅広く活躍されているベビー・ヴァギー氏からは、個々の持つ「ちがい」について、これまでにないほどの深く突っ込んだお話を伺いました。情勢報告やパネルディスカッションも含め盛りだくさんの内容で、まさに青年会議らしさを全面に押し出すことのできたセミナーとなりました。令和6年度の特別セミナーが「事業承継」という切実なテーマに向き合うものだったとすれば、令和7年度は多様性と個性という保育の本質を問い直すテーマで、参加者の心を動かすことができたと感じています。
各部会の活動も積極的に行われ、令和6年度と比べて大きくブラッシュアップしていると思います。総務部、企画部、調査研究部、研修部、広報部、それぞれが着実に歩みを重ね、時代の変化に敏感に対応しながら形にしてきました。令和6年度に開設したInstagramの公式アカウントも少しずつ更新を重ね、全国の仲間とつながる広報ツールとしての役割を果たし始めています。「保育をもっと身近に、青年会議をもっと身近に」という想いを大切に、引き続き情報発信を続けていきます。
* * *
私たちがこうして全国で活動を続けられているのは、全私保連の皆様の温かいご支援と、日々の調整・連絡・資料作成まで裏方で支えてくださっている事務局の方々のおかげです。心より感謝申し上げます。また、私たちが園を離れて活動している間、現場を守り、子どもたちと誠実に向き合ってくださっている先生方の存在なくして、青年会議の活動は成り立ちません。全国で日々奮闘されているすべての保育者の皆様に、この場を借りて改めて感謝の気持ちをお伝えします。本当にありがとうございます。
令和8年度もさらにスピード感を持って、自分たちらしく、子どもたちのために、全国の仲間とともに歩んでいきます。若さという武器を存分に活かしながら、諸先輩方から学んだことを礎に、これからの青年会議を創り上げていく覚悟です。保育の未来を「つむぎ」、次の世代へと「つなぐ」ために、青年会議はこれからも歩み続けます。
今後とも、全私保連青年会議への変わらぬご支援、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
(伊藤 悟/全私保連青年会議会長)
伊藤 悟・全私保連青年会議会長
友岡善信・奄美大会実行委員長(左)と福島大輔・岩手大会実行委員長(右)
第4回幹事会の様子
特別セミナーで講演中のベビー・ヴァギー氏
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この1年を振り返ると、まず外せないのが奄美大島での全国大会です。離島での開催という、これまでにない挑戦に、実行委員や地元の皆様の強い思いと情熱で立ち向かいました。不測のリスクへの不安を抱えながらも、全国各地から330名を超える方々にお越しいただき、初日のパネルディスカッションから分科会、フィールドワーク、情報交換会、そして2日目の記念講演まで、奄美の豊かで魅力的な自然と文化を余すところなくお届けすることができました。大会テーマに掲げた「つむぐ」という言葉の通り、全国の仲間との絆を紡ぎ、保育の未来へ向けた大切な縁をつないだ大会となりました。参加者の皆様には、多くの気づきや刺激を持ち帰っていただけたものと感じています。令和6年度の東京大会が 800名規模の大きな舞台であったとすれば、奄美大会は「深さ」と「温かさ」が際立つ大会でした。
全国私立保育研究大会・飛騨高山大会では、令和 6年に引き続き分科会を一つ任せていただきました。「これからの時代に求められる人材育成」というテーマの下、「ディズニー」が大切にしている理念から学ぶ研修を企画し、参加者から非常に満足度が高かったとの声をたくさんいただきました。
令和6年度に初めて実現した日本保育協会青年部との合同研修は、令和7年度は大阪にて開催。(株)福祉総研上席研究員・松本和也氏から新しい処遇改善制度の留意点を、また滋賀大学准教授・山本一成氏からは「保育が紡ぐサスティナビリティ」と題した講義をいただき、「時間が足りない」という声が会場から上がるほど内容の濃い研修となりました。今回も必要経費を除いた収益は、すべて能登半島地震復興支援金として寄付させていただきました。
令和8年2月開催の特別セミナーは「多種多様─個性が切り拓く新しい未来」をテーマに、初の福岡市開催となりました。ベストセラー『〈叱る依存〉が止まらない』の著者・村中直人氏より、ニューロダイバーシティの視点から考える保育についてお話しいただき、またドラァグクイーンとして幅広く活躍されているベビー・ヴァギー氏からは、個々の持つ「ちがい」について、これまでにないほどの深く突っ込んだお話を伺いました。情勢報告やパネルディスカッションも含め盛りだくさんの内容で、まさに青年会議らしさを全面に押し出すことのできたセミナーとなりました。令和6年度の特別セミナーが「事業承継」という切実なテーマに向き合うものだったとすれば、令和7年度は多様性と個性という保育の本質を問い直すテーマで、参加者の心を動かすことができたと感じています。
各部会の活動も積極的に行われ、令和6年度と比べて大きくブラッシュアップしていると思います。総務部、企画部、調査研究部、研修部、広報部、それぞれが着実に歩みを重ね、時代の変化に敏感に対応しながら形にしてきました。令和6年度に開設したInstagramの公式アカウントも少しずつ更新を重ね、全国の仲間とつながる広報ツールとしての役割を果たし始めています。「保育をもっと身近に、青年会議をもっと身近に」という想いを大切に、引き続き情報発信を続けていきます。
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私たちがこうして全国で活動を続けられているのは、全私保連の皆様の温かいご支援と、日々の調整・連絡・資料作成まで裏方で支えてくださっている事務局の方々のおかげです。心より感謝申し上げます。また、私たちが園を離れて活動している間、現場を守り、子どもたちと誠実に向き合ってくださっている先生方の存在なくして、青年会議の活動は成り立ちません。全国で日々奮闘されているすべての保育者の皆様に、この場を借りて改めて感謝の気持ちをお伝えします。本当にありがとうございます。
令和8年度もさらにスピード感を持って、自分たちらしく、子どもたちのために、全国の仲間とともに歩んでいきます。若さという武器を存分に活かしながら、諸先輩方から学んだことを礎に、これからの青年会議を創り上げていく覚悟です。保育の未来を「つむぎ」、次の世代へと「つなぐ」ために、青年会議はこれからも歩み続けます。
今後とも、全私保連青年会議への変わらぬご支援、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
伊藤 悟・全私保連青年会議会長
友岡善信・奄美大会実行委員長(左)と福島大輔・岩手大会実行委員長(右)
第4回幹事会の様子
特別セミナーで講演中のベビー・ヴァギー氏