ごあいさつ

会長挨拶

 本連盟は、公益社団法人としての基本綱領の下、「子どもの最善の利益を実現」するためにさまざまな保育運動を展開してきました。令和3年4月からは、「新しい時代は子どもから~子どもの今が未来を創る~」をテーマに新たな保育運動を展開しています。このHPあおむし通信でも「私たちが社会に伝えたいこと(運動推進)」のコーナーで保育運動のさまざまな活動をご覧いただくことができます。皆様にもご賛同いただき、「こどもまんなか社会」の実現を目指してまいりましょう。
 さて、日本は今、これまでの予測を上回る勢いで少子化が進んでいます。保育施設においても地方圏だけでなく都市部でも園児数の減少により施設の継続が危ぶまれる状況も散見されています。そのような中、国の保育政策も待機児童対策を中心とした「保育の量の拡大」から「持続可能で質の高い保育の確保・充実」などへと舵を切り始めました。今後は人口減少社会に適合した新しい保育制度の形を構想し、保育施設が「地域の重要な社会インフラである」ことを訴えてまいります。
 本連盟は、研修部・調査部・広報部などの専門部を擁しています。特に「研修活動」は、従前より保育施設の資質向上を目指し強化を図ってきた部門です。「研修の全私保連」の名に恥じないようにこれからも活動してまいります。
 また、本連盟の最大の特徴は、それぞれが独立した地域組織の集合体であることです。全国組織として重要な活動の一つである「制度・予算要望活動」においても、全国6ブロックの地域に要望の取りまとめをお願いし、会員保育施設一つ一つの声を大切に予算対策運動を展開しています。
 これからも、本連盟の設立の趣旨を大切にし、公益法人としての社会的使命を推進すべく活動してまいります。
公益社団法人 全国私立保育連盟
会長 川下勝利