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Report
2025.07.07
兵庫県保育協会青年保育者部会の紹介
1 兵庫県保育協会青年保育者部会の歴史
兵庫県保育協会青年保育者部会は、1984(昭和59)年に「青年保育者会」として発足しました。発足以降、先輩方が会議や勉強会、研修会を開催し、脈々と続いていましたが、2013(平成25)年に兵庫県保育協会が公益法人を設立した折に「青年保育者部会」と改称しました。部会となったことで、兵庫県保育協会の内部組織としての位置づけがより明確になり、活動の幅が広がりました。
発足当初より保育事業後継者の研鑽と相互の連絡協議等の活動を行うという目的で設立をされましたが、現在も青年保育者の資質向上に関する研修会の開催、会員相互の親睦や協調を密にできるような活動を行いながら若手らしい研修会も模索し、より活発な活動ができるような取り組みを考えています。
2 青年保育者部会の活動について
現在、部会長、副部会長、事務局長を中心に幹事会を開催し、青年保育者部会で行う研修会や勉強会の開催に向けての準備を行っています。また2か月に1回、定例会を開催し、会員同士の情報交流や研修会へ向けての協議を行っています。
現在の会員数が20名ほどですので、今後の活動 のためにも、会員が増えることを目指した広報活動を行う必要があると考えています。また、会員向けの研修会だけではなく、兵庫県の保育・子育て環境が充実していくような研修会も積極的に開催していきたいと思っています。
3 青年保育者部会の研修
毎年、さまざまな研修会の企画・運営を行っています。青年保育者部会らしいと言われるような内容、各園で困っているような内容に近づくことができる研修を考え、開催しています。会員向けの研修会だけではなく、園長先生対象や保育現場の先生対象までターゲットを幅広く考えた研修会の開催に向けて、常に活動しています。今回は以下の3つの研修会を紹介しますが、他地域の青年部との合同研修会や社会福祉法人会計に関する研修会など、幅広い研修会を開催しているのが、青年保育者部会の特徴と言えます。また、会員にアンケート調査を行い、研修会の内容を検討する試みも行っています。
① 2024(令和6)年度は「多様性ってなんだろう? SOGI インクルーシブな環境づくり」と題し、認定特定非営利活動法人ReBitの方に講師をお願いして、多様性を尊重する保育や環境づくりを学びました。この研修会は、LGBTQ+の方々が園児や保護者であった時にどのような対応や考慮が必要なのかを知るために開催しました。既存の子育ての概念では知らず知らずのうちに、子どもや保護者を傷つけているかもしれないということを学べたと思います。
この研修会を開催するに至ったきっかけは、定例会での会話からでした。女の子の格好をしたい男の子、男の子の格好をしたい女の子をめぐって、現在の社会の中で、子どもや保護者にどのような対応、声かけができるのだろうかという会話から、実際に専門家に聞いてみようという流れになりました。そのようなアットホームな雰囲気から研修会が決まるのも、青年保育者部会の魅力であると思います。
②兵庫県行政との懇談会は、長年続いてきた青年保育者部会の勉強会です。兵庫県の担当部署の皆様から県行政の取り組みについて説明をいただき、私たちからは子育て現場での疑問点を質問することで意見交換を行ってきました。青年保育者部会だからこその和やかな雰囲気の中で、忌憚のない質問にも対応いただいて、若手保育者と県行政との距離を縮められる役割を果たしています。
実際に保育現場で子どもと触れ合う機会の多い若手保育者や、施設に一番近い各市町村行政への対応に悩んでいる会員の質問にも耳を傾けていただける機会は貴重であり、先輩方が培ってきた信頼関係があるからこそできる勉強会であると考えています。
③青年保育者部会の会員向けの研修として、施設見学を年に1回行っています。
兵庫県内の青年保育者部会会員の施設を見学する年もありましたが、2024年は東京の「まちのこども園 代々木公園」を訪問しました。参加した会員がさまざまな学びを得られるような施設見学を実施できたのではないかと考えています。他の地域へ行くことで会員同士の関係性も深まることもありますが、さまざまな施設のフィロソフィーや施設づくりに触れることで多くの学びを得られる機会になっているのではないかと感じています。
4 おわりに
摂津(せっつ)、播磨(はりま)、但馬(たじま)、丹波(たんば)、淡路(あわじ)の五国からなる兵庫県は日本列島のほぼ中央に位置し、日本で唯一、日本海と太平洋に接している県です。そのため「日本の縮図」と言われるほど多様な気候と風土、それぞれの地域で個性豊かな地域文化が根ざしています。そのような多様な地域から人が集まって意見を出し合い、情報交換を行っているため、各地域行政の対応方法、保護者や保育士確保に向けた悩みを共有していても、それぞれ違った意見が出てきます。
地域文化に加え、子どもが多い都市部から、人口減少の真っただ中にある過疎地域といった幅広い多様性を内包している青年保育者部会だからこそ、新しい発見や他地域での取り組みを自分たちで実践できる強みがあると思います。今後も、兵庫県の子育て環境の充実や発展のために、自由で楽しい雰囲気の青年保育者部会としての活動を続けてまいります。そのためには、会員の増加も目指し、皆様からのご協力とご理解を得られるような活動を続けていかなければならないと考えています。
最後になりましたが、兵庫県にはさまざまな観光地もあります。今回は、青年保育者部会の活動をお伝えしましたが、ぜひ観光地としての魅力も実感していただければと思います。豊富な魚介類をはじめ各地域の酪農品、農作物も多数あります。北と南、東と西でまったく違う魅力が詰まった地域ですので、訪れていただいた方にも多様な発見があるのではないでしょうか。ぜひ、兵庫県へ新たな魅力の発見を求め、来ていただければと思います。
(三浦義崇/兵庫県保育協会青年保育者部会部会長)
研修会の様子
兵庫県行政との懇談会
定例会の様子
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兵庫県保育協会青年保育者部会は、1984(昭和59)年に「青年保育者会」として発足しました。発足以降、先輩方が会議や勉強会、研修会を開催し、脈々と続いていましたが、2013(平成25)年に兵庫県保育協会が公益法人を設立した折に「青年保育者部会」と改称しました。部会となったことで、兵庫県保育協会の内部組織としての位置づけがより明確になり、活動の幅が広がりました。
発足当初より保育事業後継者の研鑽と相互の連絡協議等の活動を行うという目的で設立をされましたが、現在も青年保育者の資質向上に関する研修会の開催、会員相互の親睦や協調を密にできるような活動を行いながら若手らしい研修会も模索し、より活発な活動ができるような取り組みを考えています。
2 青年保育者部会の活動について
現在、部会長、副部会長、事務局長を中心に幹事会を開催し、青年保育者部会で行う研修会や勉強会の開催に向けての準備を行っています。また2か月に1回、定例会を開催し、会員同士の情報交流や研修会へ向けての協議を行っています。
現在の会員数が20名ほどですので、今後の活動 のためにも、会員が増えることを目指した広報活動を行う必要があると考えています。また、会員向けの研修会だけではなく、兵庫県の保育・子育て環境が充実していくような研修会も積極的に開催していきたいと思っています。
3 青年保育者部会の研修
毎年、さまざまな研修会の企画・運営を行っています。青年保育者部会らしいと言われるような内容、各園で困っているような内容に近づくことができる研修を考え、開催しています。会員向けの研修会だけではなく、園長先生対象や保育現場の先生対象までターゲットを幅広く考えた研修会の開催に向けて、常に活動しています。今回は以下の3つの研修会を紹介しますが、他地域の青年部との合同研修会や社会福祉法人会計に関する研修会など、幅広い研修会を開催しているのが、青年保育者部会の特徴と言えます。また、会員にアンケート調査を行い、研修会の内容を検討する試みも行っています。
① 2024(令和6)年度は「多様性ってなんだろう? SOGI インクルーシブな環境づくり」と題し、認定特定非営利活動法人ReBitの方に講師をお願いして、多様性を尊重する保育や環境づくりを学びました。この研修会は、LGBTQ+の方々が園児や保護者であった時にどのような対応や考慮が必要なのかを知るために開催しました。既存の子育ての概念では知らず知らずのうちに、子どもや保護者を傷つけているかもしれないということを学べたと思います。
この研修会を開催するに至ったきっかけは、定例会での会話からでした。女の子の格好をしたい男の子、男の子の格好をしたい女の子をめぐって、現在の社会の中で、子どもや保護者にどのような対応、声かけができるのだろうかという会話から、実際に専門家に聞いてみようという流れになりました。そのようなアットホームな雰囲気から研修会が決まるのも、青年保育者部会の魅力であると思います。
②兵庫県行政との懇談会は、長年続いてきた青年保育者部会の勉強会です。兵庫県の担当部署の皆様から県行政の取り組みについて説明をいただき、私たちからは子育て現場での疑問点を質問することで意見交換を行ってきました。青年保育者部会だからこその和やかな雰囲気の中で、忌憚のない質問にも対応いただいて、若手保育者と県行政との距離を縮められる役割を果たしています。
実際に保育現場で子どもと触れ合う機会の多い若手保育者や、施設に一番近い各市町村行政への対応に悩んでいる会員の質問にも耳を傾けていただける機会は貴重であり、先輩方が培ってきた信頼関係があるからこそできる勉強会であると考えています。
③青年保育者部会の会員向けの研修として、施設見学を年に1回行っています。
兵庫県内の青年保育者部会会員の施設を見学する年もありましたが、2024年は東京の「まちのこども園 代々木公園」を訪問しました。参加した会員がさまざまな学びを得られるような施設見学を実施できたのではないかと考えています。他の地域へ行くことで会員同士の関係性も深まることもありますが、さまざまな施設のフィロソフィーや施設づくりに触れることで多くの学びを得られる機会になっているのではないかと感じています。
4 おわりに
摂津(せっつ)、播磨(はりま)、但馬(たじま)、丹波(たんば)、淡路(あわじ)の五国からなる兵庫県は日本列島のほぼ中央に位置し、日本で唯一、日本海と太平洋に接している県です。そのため「日本の縮図」と言われるほど多様な気候と風土、それぞれの地域で個性豊かな地域文化が根ざしています。そのような多様な地域から人が集まって意見を出し合い、情報交換を行っているため、各地域行政の対応方法、保護者や保育士確保に向けた悩みを共有していても、それぞれ違った意見が出てきます。
地域文化に加え、子どもが多い都市部から、人口減少の真っただ中にある過疎地域といった幅広い多様性を内包している青年保育者部会だからこそ、新しい発見や他地域での取り組みを自分たちで実践できる強みがあると思います。今後も、兵庫県の子育て環境の充実や発展のために、自由で楽しい雰囲気の青年保育者部会としての活動を続けてまいります。そのためには、会員の増加も目指し、皆様からのご協力とご理解を得られるような活動を続けていかなければならないと考えています。
最後になりましたが、兵庫県にはさまざまな観光地もあります。今回は、青年保育者部会の活動をお伝えしましたが、ぜひ観光地としての魅力も実感していただければと思います。豊富な魚介類をはじめ各地域の酪農品、農作物も多数あります。北と南、東と西でまったく違う魅力が詰まった地域ですので、訪れていただいた方にも多様な発見があるのではないでしょうか。ぜひ、兵庫県へ新たな魅力の発見を求め、来ていただければと思います。
研修会の様子
兵庫県行政との懇談会
定例会の様子