サイト内検索
会員ログイン
自然災害サポートシステム
全私保連について
ごあいさつ
トピックス
全私保連の会員になるには
書籍案内
都道府県事務局の案内
業務及び財務等の資料公開
お問い合わせ
アクセス
各部紹介
各部紹介
調査部
研究企画委員会
国際委員会
保育カウンセリング企画部
予算対策会議
青年会議
保育運動推進会議
事業部
研修
全私保連チャンネル
会員ログイン
自然災害サポートシステム
サイト内検索
トップページ
各部紹介
青年会議
活動報告
第18回青年会議特別セミナー開催報告
青年会議
活動報告
各部紹介
各部紹介
調査部
研究企画委員会
国際委員会
研究成果
子どもの最善の利益を考慮した保育とは
保育園での異文化体験エピソード紹介
ハンガリー保育視察
保育カウンセリング
企画部
保育カウンセラー
養成講座
保育カウンセラー
資格認定制度
予算対策会議
令和6年度の取組
令和5年度の取組
令和4年度の取組
令和3年度の取組
令和2年度の取組
令和元年度の取組
青年会議
活動内容/幹事名簿
活動報告
保育運動推進会議
事業部
Report
2025.04.07
第18回青年会議特別セミナー開催報告
2月13日~14日、第18回青年会議特別セミナーが東京・浅草ビューホテルにて開催されました。
「承継~自分たちの手で決める~」というテーマの下で、全国各地より159名の先生方にご参加いただきました。当日は急な電車の遅延等のトラブルもありましたが、皆様のご協力の下、成功裏に終えることができました。今回の青年会議掲示板では、セミナーの様子についてご紹介します。
■1日目(2月13日)
【開会】
開会にあたり、伊藤青年会議会長より「『こどもまんなか社会』と言いつつも、子どもの数が少ない現状。我々運営する立場も本気で危機感を持っていかなければいけないフェーズに入っている。本セミナーではきっと、これからの経営のヒントになる話が聞けると思う」という挨拶がありました。テーマからも、会長の思いや青年会議の決意や覚悟といったものが伝わってきます。
昨年に引き続き、インパクトのあるテーマの下、参加者の熱意と期待に溢れる雰囲気の中で、本年の特別セミナーが幕を開けました。
【情勢報告】
齊藤全私保連常務理事より、最新の保育関係情勢についてご報告いただきました。
人口動態や実態調査の結果等の最新情報に加え、ご自身の見解や分析も交えながらの詳細な説明がなされ、参加者に理解しやすい形で報告いただきました。保育の量の拡充から持続可能でより質の高い保育の時代に向け、私たち保育関係者が理解しておくべき情報や視点について示していただき、終盤には保育三団体の要望が国に着実に反映されている実態も鑑み、現場から声を上げ続けていくことの大切さも訴えられました。最新情報を知るとともに、明日からの保育を考える情勢報告でした。
【講演】
保育業界の現状と潮流
講師:大嶽広展氏・(株)カタグルマ代表取締役
続いて行われた保育業界向けSaas企画・開発・研究・運営等で知られる(株)カタグルマの大嶽氏による講演は、市場ニーズと需給バランスの観点に始まり、独自の分析と保育の実態も踏まえた、経営サイド視点に重きを置いたお話が展開されました。
刻一刻と変化していく社会情勢において、我々保育者にとっては少子高齢化によるさまざまな影響があり、今後もその流れが継続していくことは想像に難くありません。将来を見据えた拡大・維持・縮小それぞれの成長シナリオの決断について考えていかなければならないことに気づかされる内容に、心動かされた方も多かったのではないでしょうか。地域になくてはならない選ばれる園、そしてこれからは地域社会をつくる存在となっていくことの重要性も再認識させられました。一味違った視点や鋭い切り口からの講演に、参加者は「今何ができるのか?自分たちは何をすべきなのか?」と覚悟を問われ、非常に考えさせられた時間となりました。
【パネルディスカッション】
自分たちの手で決める
〈パネリスト〉
織田義政氏・(社福)大治東福祉会理事長
伊藤直樹氏・(社福)田川保育会田川保育園施設長有松徹氏・(社福)ヒトトナリ理事長
〈コーディネーター〉
龍山浄氏・(社福)伴福祉会とも認定こども園副園長
それぞれが多職種・他業界から保育業界に足を踏み入れた経歴を持ち、自らの組織運営に加え、地方組織・全国組織でも活躍中の3名によるパネルディスカッションが展開されました。本セミナーのサブタイトル「自分たちの手で決める」をテーマに、忌憚のない意見交換がなされ、跡継ぎ、世代交換等の事業承継という難題について、三者三様の想いがステージ上で飛び交いました。
まず、先代から承継時のそれぞれの背景・思考・想いの違いなどから生じた課題やその際の苦労話などが語られました。そして、課題解決のための方法や課題への向き合い方、さらには、次代への継承をどう考えるかといった将来を見据えたより具体的な方策まで、非常に内容の濃いリアルな語り合いが行われました。事業継承に際し、どんな選択をしても、そこにはそれぞれの背景・価値観があり、その想いを活かしていくことの大切さも感じられました。
誰にも訪れる「自分で決める」承継の時、今回のお話がきっと大きな力で後押ししてくれる、バイタリティーに溢れたパネルディスカッションでした。
■2日目(2月14日)
【記念講演】
継往開来
講師:森光孝雅氏・(株)八天堂代表取締役
2日目の記念講演は、「くりーむパン」で全国的に有名な八天堂の森光氏に講演をいただきました。
今日の八天堂に至るまでの紆余曲折の歩みや、自身の経験談をもとに経営者としての心構えや組織のトップとしての姿勢・あり方などを力強く語っていただきました。
「事を成すは逆境にあり。事を破るは順境にあり」苦境の時こそ前を向き打開策を講じ、順境の時こそ現状に甘んじることなく常に前を向く。まずこの言葉に心を打たれました。そして「現状維持は退化である」など、考えさせれられる言葉は枚挙に遑がありません。
日々変化する社会情勢に加えて、私たち経営者の周辺の状況も刻一刻と変化していきます。激動の時代の中、事業をより良いものにしていくために覚悟を決めていく必要があり、事業承継の難しさや大切さを改めて痛感した講演でした。
今回の青年会議特別セミナーは「承継」をメインテーマに開催しました。似た意味をもつ継承に比べ耳慣れない言葉ですが、精神・理念・思想などの思いの部分を継ぐ意味合いを重視したいと青年会議内で議論を重ね、テーマを設定し、そうした考えや想いを重視した講演やパネルディスカッション等を展開していきました。改めて、参加者の皆様のこれからの事業における承継はどうあるべきかを考えるヒントになっていたなら幸いです。
今回も多くの皆様にご参加をいただき、誠にありがとうございました。青年会議は今後も「らしさ」を忘れず、新たな視点を模索し続けていきたいと思います。
(伊藤隆将/全私保連青年会議広報部)
パネルディスカッションの様子
大嶽広展氏
森光孝雅氏
セミナーの会場
一覧に戻る
「承継~自分たちの手で決める~」というテーマの下で、全国各地より159名の先生方にご参加いただきました。当日は急な電車の遅延等のトラブルもありましたが、皆様のご協力の下、成功裏に終えることができました。今回の青年会議掲示板では、セミナーの様子についてご紹介します。
■1日目(2月13日)
【開会】
開会にあたり、伊藤青年会議会長より「『こどもまんなか社会』と言いつつも、子どもの数が少ない現状。我々運営する立場も本気で危機感を持っていかなければいけないフェーズに入っている。本セミナーではきっと、これからの経営のヒントになる話が聞けると思う」という挨拶がありました。テーマからも、会長の思いや青年会議の決意や覚悟といったものが伝わってきます。
昨年に引き続き、インパクトのあるテーマの下、参加者の熱意と期待に溢れる雰囲気の中で、本年の特別セミナーが幕を開けました。
【情勢報告】
齊藤全私保連常務理事より、最新の保育関係情勢についてご報告いただきました。
人口動態や実態調査の結果等の最新情報に加え、ご自身の見解や分析も交えながらの詳細な説明がなされ、参加者に理解しやすい形で報告いただきました。保育の量の拡充から持続可能でより質の高い保育の時代に向け、私たち保育関係者が理解しておくべき情報や視点について示していただき、終盤には保育三団体の要望が国に着実に反映されている実態も鑑み、現場から声を上げ続けていくことの大切さも訴えられました。最新情報を知るとともに、明日からの保育を考える情勢報告でした。
【講演】
保育業界の現状と潮流
講師:大嶽広展氏・(株)カタグルマ代表取締役
続いて行われた保育業界向けSaas企画・開発・研究・運営等で知られる(株)カタグルマの大嶽氏による講演は、市場ニーズと需給バランスの観点に始まり、独自の分析と保育の実態も踏まえた、経営サイド視点に重きを置いたお話が展開されました。
刻一刻と変化していく社会情勢において、我々保育者にとっては少子高齢化によるさまざまな影響があり、今後もその流れが継続していくことは想像に難くありません。将来を見据えた拡大・維持・縮小それぞれの成長シナリオの決断について考えていかなければならないことに気づかされる内容に、心動かされた方も多かったのではないでしょうか。地域になくてはならない選ばれる園、そしてこれからは地域社会をつくる存在となっていくことの重要性も再認識させられました。一味違った視点や鋭い切り口からの講演に、参加者は「今何ができるのか?自分たちは何をすべきなのか?」と覚悟を問われ、非常に考えさせられた時間となりました。
【パネルディスカッション】
自分たちの手で決める
〈パネリスト〉
織田義政氏・(社福)大治東福祉会理事長
伊藤直樹氏・(社福)田川保育会田川保育園施設長有松徹氏・(社福)ヒトトナリ理事長
〈コーディネーター〉
龍山浄氏・(社福)伴福祉会とも認定こども園副園長
それぞれが多職種・他業界から保育業界に足を踏み入れた経歴を持ち、自らの組織運営に加え、地方組織・全国組織でも活躍中の3名によるパネルディスカッションが展開されました。本セミナーのサブタイトル「自分たちの手で決める」をテーマに、忌憚のない意見交換がなされ、跡継ぎ、世代交換等の事業承継という難題について、三者三様の想いがステージ上で飛び交いました。
まず、先代から承継時のそれぞれの背景・思考・想いの違いなどから生じた課題やその際の苦労話などが語られました。そして、課題解決のための方法や課題への向き合い方、さらには、次代への継承をどう考えるかといった将来を見据えたより具体的な方策まで、非常に内容の濃いリアルな語り合いが行われました。事業継承に際し、どんな選択をしても、そこにはそれぞれの背景・価値観があり、その想いを活かしていくことの大切さも感じられました。
誰にも訪れる「自分で決める」承継の時、今回のお話がきっと大きな力で後押ししてくれる、バイタリティーに溢れたパネルディスカッションでした。
■2日目(2月14日)
【記念講演】
継往開来
講師:森光孝雅氏・(株)八天堂代表取締役
2日目の記念講演は、「くりーむパン」で全国的に有名な八天堂の森光氏に講演をいただきました。
今日の八天堂に至るまでの紆余曲折の歩みや、自身の経験談をもとに経営者としての心構えや組織のトップとしての姿勢・あり方などを力強く語っていただきました。
「事を成すは逆境にあり。事を破るは順境にあり」苦境の時こそ前を向き打開策を講じ、順境の時こそ現状に甘んじることなく常に前を向く。まずこの言葉に心を打たれました。そして「現状維持は退化である」など、考えさせれられる言葉は枚挙に遑がありません。
日々変化する社会情勢に加えて、私たち経営者の周辺の状況も刻一刻と変化していきます。激動の時代の中、事業をより良いものにしていくために覚悟を決めていく必要があり、事業承継の難しさや大切さを改めて痛感した講演でした。
今回の青年会議特別セミナーは「承継」をメインテーマに開催しました。似た意味をもつ継承に比べ耳慣れない言葉ですが、精神・理念・思想などの思いの部分を継ぐ意味合いを重視したいと青年会議内で議論を重ね、テーマを設定し、そうした考えや想いを重視した講演やパネルディスカッション等を展開していきました。改めて、参加者の皆様のこれからの事業における承継はどうあるべきかを考えるヒントになっていたなら幸いです。
今回も多くの皆様にご参加をいただき、誠にありがとうございました。青年会議は今後も「らしさ」を忘れず、新たな視点を模索し続けていきたいと思います。
パネルディスカッションの様子
大嶽広展氏
森光孝雅氏
セミナーの会場