青年会議

活動報告

Report

2025.02.05

徳島県青年保育者連合会の紹介


  徳島眉山天神社(徳島市)

1 青年会の歴史
 徳島県私立保育園連盟青年会議の歴史は古く、1987(昭和62)年8月に発足し、30年以上が経過しています。諸先輩方に残していただいた横のつながりが本当に本会の財産です。そして、徳島県という四国の中でも過疎化地域に該当する県にもかかわらず、各県の皆様に可愛がっていただいています。
 諸先輩方には本当に感謝しています。
 部員の減少は、避けて通れないことでもあることから、2012(平成24)年には徳島県日本保育協会青年部が加わりました。全国の規程や年齢制限を考慮し、 2016(平成28)年に徳島県私立保育園連盟青年会議と徳島県日本保育協会青年部を統一し、「徳島県青年保育者連合会」として発足しました。現在は部員23名で、若い発想と行動力で、徳島県の保育界を活性化していこうと考えています。

2 青年会の活動
 児童福祉の増進および保育事業の向上を図ることに務め、青年保育者として研鑽、会員相互の扶助と親睦、特定教育・保育事業増進を目的に活動を行っています。主な活動は、以下のとおりです。
1)研修活動
2)情報交換                
3)会員相互の親睦、交流を図るための活動 
4)関係団体の諸活動への協力      
5)その他の必要事業 等

3 青年会主催の研修
 研修活動は、各園の担い手(後継者)が行ってくれていることもあり、会員内研修とし、その時々のトピックス(話題)性のある研修会を実施しています。研修の内容は公定価格、処遇改善、各種規程に伴う変更点などです。各会員は研修内容を自園に持ち帰り、活用・研鑽してくれていると思います。
 常にアンテナを張り巡らせ、新しい視点でさまざまな内容・形態の研修会にチャレンジし、保育界の活性化を目指していけるような研修を今後も積み重ねていきます。

4 情報交換
 徳島県青年保育者連合会の会長は、上部組織である、徳島県私立保育園連盟の理事の1名として、理事会に参加しています。青年会にとっても活動の幅が広がるだけでなく、活動内容や存在価値を理解してもらううえで、重要な意義を持ちます。
 また、理事会などで得られた最新の情報を共有することで、会員にもよい刺激となるとともに、責務を全うする組織活動をしようという会員の士気の向上にもつながっています。

5 会員相互の親睦、交流を図るための活動
 青年会の醍醐味とも言える「会員相互の親睦、交流を図るための活動」は、会員同士の親睦を深め、青年会全体の絆を深めます。また、日頃のストレス解消やリフレッシュにもつながります。会員相互の親睦、交流は仲間づくりの一つの手段として、これからも実施していくつもりです。
 会員メンバーは、年齢も経験もまだまだこれから重ねていくただ中にいます。保育活動をする中でもちろん、縦のつながりは重要です。しかし私は、それよりも横のつながり、全国、世界!の良き友が、そして良きライバルができることが、自身に対しての宝物になると考えています。
 若さと行動力で「青年会らしさ」を発揮していけるように計画を作成していくつもりです。その一例として、施設見学、他県との合同研修会の開催を考えています。
・施設見学
 今後の事業計画において、県外の施設見学を計画中です。実施の際は皆様にお声かけさせていただきたいと考えています。よろしくお願いいたします。
・他県との合同研修会
 徳島県内だけでなく、各県と合同の研修会を計画中です。


 徳島県青年保育者連合会定期総会の様子

6 おわりに
 徳島県は、四国の中でも過疎化地域です。地域区分も 3/100 またはその他地域です。これからさらに加速する少子化問題は、私たちにとって大きな課題です。部員数も少ないこともありますが、少数だからこそやれること、迅速に行動に移せることも私たち青年会の強みだと思います。これからの課題解決のために、研修会等で話し合い、学び合っていきたいと思います。
 また、諸先輩方が培ってきてくれた縦と横のつながりは、私たち会員を大きく助けてくれています。私たちも、次の世代また次の世代へとバトンタッチできるように努めていきたいと思います。
 今年もインフルエンザ等が大流行していますが、お身体にはお気をつけてください。皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
(大石智弘/徳島県青年保育者連合会会長、社会福祉法人はぐくみ会常勤理事)


 研修会の様子