青年会議

活動報告

Report

2024.12.05

滋賀県私立保育園連盟青年部の紹介

1 滋賀県の魅力
 滋賀県は、豊かな自然と文化、魅力的な歴史を持つ地域です。また交通の要所として古くから経済や文化が発展した地でもあり、史跡や歴史を感じる情緒のある街並みが数多く残っています。
■琵琶湖
 県土面積の 1/6 もの大きさを誇る、日本最大の湖である琵琶湖は滋賀県のシンボル的存在です。湖畔ではアウトドアやウォータースポーツが盛んで、湖の周りにはサイクルロードが整備されています。自転車などで琵琶湖一周することを「ビワイチ」と言い、距離は 200km 程度あります。
 ちなみに、琵琶湖は河川法上、一級水系「淀川水系」に属する一級河川で、法律上の名称は「一級河川琵琶湖」となっています。
■世界遺産・国宝
 世界文化遺産に登録されている延暦寺とは、比叡山の山内にある1700haの境内地(けいだいち)に点在する100ほどのお堂の総称。延暦寺発祥の中心地である「東塔(とうどう)」 と「西塔(さいとう)」「横川(よかわ)」の3つに区分され、それぞれに本堂があります。
 滋賀県にある国宝の指定件数は 22 件で、延暦寺、日吉大社、石山寺、三井寺、彦根城など観光スポットとして人気があります。彦根城は世界遺産登録を目指していますので、今のうち(混雑する前)に観光に来ていただけたらと思います。

2 青年部の概要
 青年部は滋賀県私立保育園連盟の理事会専門部の 1つに属しています。令和4年度までは、理事1名が代表として、全私保連青年会議の幹事会に参加し、滋賀県私保連の理事会で報告するという状況で、県内では特に活動はしていませんでした。しかし令和 5年度、滋賀県私保連の副会長から「滋賀県の青年部を盛り上げたい、活動を活発にしたい」との声をいただき、部員の募集、部会の開催等活動を開始しました。
 事務局を中心に10名ほどが集まり、令和5年10月に、第1回目の青年部会を開催しました。その後は定期的(年2、3回)に部会として集まり、各園の近況報告や情報交換をしています。

3 初の青年部会(カヤック体験)
 まずは親睦を深めるためにもレクリエーション的なものをと考え、検討したのがアウトドア研修でした。キャンプをしながらチームのあり方を再構築するといった内容でしたが、依頼した運営会社が関東にあり、打ち合わせもリモート。場所の設定や機材の用意等が難しく、極め付けは費用がかなりの高額になるとのことで見送ることにしました。
 次に目をつけたのが琵琶湖。滋賀県ならではの資源を活用しない手はない、琵琶湖でできることはないかと検討したのがカヤック体験でした。湖西にあるBSCウォータースポーツセンターは企業・団体向け研修でも実績があり、担当者と打ち合わせや現地確認などを行い、無事開催することができました。参加した先生の中で副部長を担っていただける方が見つかり、次回はキャンプ(野外活動)などもしたいとの話になり、盛り上がりを感じました。

4 今年度の青年部会(アウトドア研修)
 副部長を中心に前回話に出た内容を検討し、今年度(令和6年度)の11月にアウトドア研修を開催することになり、打ち合わせを重ねています。
 前年度検討したアウトドア研修とは違い、運営会社に頼らず、自分たちで場所、機材などを用意することでコストも抑え、タープ張りや焚き火の火付け、竹でご飯を炊くなど、少し変わった体験も取り入れて、青年部の親睦やチームビルディング(組織開発の手法)の向上を目指す内容となっています。

5 青年部の今後について
 立ち上げて2年間は親睦やチームビルディングの向上を主として活動してきましたが、今後は園運営に役立つ、かつ青年部ならではの研修を部員の先生方と検討していきたいと考えています。また、近況報告や情報交換などの部会も定期的に開催し、悩みの共有、解消の一助となる集まりができればと思っています。
 まだまだ部員も少なく、活動も限定的ですが、部員を増やし、他県の青年部の活動も参考にしながら滋賀県の保育界を盛り上げていきたいと思います。
(参上崇史/滋賀県私立保育園連盟青年部)


  琵琶湖で、初の青年部会(カヤック体験)