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Report
2023.01.11
第41回公益社団法人 全国私立保育連盟
青年会議 愛知大会報告
■ はじめに
2022年10月27日~28日、愛知県名古屋市・名古屋東急ホテルにて、「PRODUCE~みとめ愛ち」の大会テーマの下、青年会議愛知大会を開催しました。
コロナ禍でしたが、青年会議全国大会の大切な意義としての横のつながりを大切にして、現地での開催にこだわり大会運営に努めました。お陰様で現地参加 506 名、園内研修配信動画のみ63名と多くの方々にご参加をいただき、無事に大会を終えることができました。
ありがとうございました。ここでは、その2日間の様子を少しだけご紹介します。
■ 第1日目(10月27日)開会式・分科会
〈開会式・情勢報告〉
開会式では、川下勝利全私保連会長、横山和明全私保連青年会議会長が主催者を代表して挨拶を行い、併せて開催地を代表し、竹腰公見大会実行委員長が歓迎の挨拶を行いました。また、来賓として愛知県副知事・佐々木奈々子様、(社福)日本保育協会青年部長・新保雄希様より祝辞もいただきました。
続いて丸山純全私保連常務理事より、情勢報告をいただきました。少子化が進む中、国の動向、全私保連の活動を窺い知ることができ、今後の園としての未来を考える機会となりました。
〈第1分科会〉
子どもが育ち、保育者が育ち、組織が育つ園のマネジメント
和洋女子大学教授・矢藤誠慈郎氏に、マネジメントについてお話しいただきました。
組織全体を育て、組織を変えていくには職員と目標を共有していくこと、また保育の質を向上させていくためにもさまざまな園内研修を行い、楽しく、取り組み続けていくことが大切だと感じました。
保育の質を向上させていく1つの考え方として、職員同士が助け合い、フォローし合うという仲間意識と、試行錯誤を繰り返しながら、学び合う環境づくりを目指すことがあります。そして職員一人ひとりが共通目標に向かっていくことこそが、組織全体の向上につながっていくのだろうと感じた研修でした。
〈第2分科会〉
保育の中に心地よい暮らしをつくる
(社福)へきなん乳幼児福祉会理事長・へきなんこども園園長のユリア氏にお話しいただきました。
「安心・安全である保育環境こそ子どもが心地よいと感じる環境であり、心地よい環境でこそ、余分な力が入らずに子どもも大人も本来の力が出せる。保育者は子どもの生活空間、遊びや学びの環境を整え、子どもたちの最善の利益を保障しつつ最大の発達を促すべきである」へきなんこども園での年齢別の食事の仕方や遊びの姿の映像から、多くの園が「学校」のような生活形式を取り入れる中、自由でのびのびとした生活を、ユリア氏の解説とともに学ぶことができました。
〈第3分科会〉
子どもの多様性の楽しみ方
小児科医師の石川道子氏にお話しいただきました。
発達障害のお子さんへの対応や、彼らの感じている世界をわかりやすく症例を交えながら話していただき、彼らがわかりやすい方法は彼らの視点に立つと見えてくること、何に困って、どうしたいかを理解していくことで、よりよい援助方法に気づけることを教えていただきました。
子どもたちの特性に応じて得意・不得意があり、不得意なところは大人が補ってあげることで、子どもの多様性を楽しみながら保育ができるのではないかと感じた研修になりました。
〈第4分科会〉
これからのコーチング
フィールドアップ代表の田上誠司氏にお話しいただきました。
研修会では、会社に人が集まることは組織になっていくこと、その中でコーチングとは(相手が主役)一緒に考えていくことをお話しいただきました。また、研修会の間は自分の考えをしっかりと言葉で相手に伝えていくことをお題とし、グループワークを中心に研修会を行いました。
人とのコミュニケーションで大切なことは、相手に安心感、最大の承認を持たせていくことが大切であり、職員一人ひとりが活躍できるように環境を整えることでモチベーションが上がり、仕事の楽しさを自ら見つけていけるように成長させていくことが必要と学びました。
〈第5分科会〉 保育カウンセリング
全私保連保育カウンセリング企画部の北村信人部長にお話しいただきました。
保育カウンセリングとは、保育者が行うカウンセリング、保育者だからできるカウンセリングであり、日常的、継続的に行う保育実践の中に、理論や技法を活かしたカウンセリングのことであり、保育者が個々と関わるスキルを持つことで、効率的に子どもたちと向き合えることがわかりました。
また、それは気づきと学びのアプローチであり、自分と向き合い、気づき、学び、自分らしく生きることを大切に、そして自己決定・成長するプロセスを大切にして、自己理解、自己受容を援助、支援するアプローチであることを学びました。
■ 第2日目(10月28日)行政説明・記念講演
〈行政説明〉
愛知では、朝の喫茶店「モーニング」で世代を超えた親子とのつながりを生んできました。同様に、前日の情報交換会でできたつながりを翌日につなげる、そのつながりを大会で感じていただけるように、円卓の会場セッティングで行政説明を行わせていただきました。
今後こども家庭庁が開設され、大きく保育が変革する中で、今までの幼児期から大きく範囲が広がること、「こども真ん中社会」について考えるきっかけになりました。
〈記念講演〉
こどものための PRODUCE
(株)スタジオジブリ取締役、三鷹の森ジブリ美術館館主、(公財)徳間記念アニメーション文化財団常務理事の中島清文氏にご講演いただきました。
スタジオジブリの成り立ちから、2022 年11月にジブリパークをオープンするにあたり、三鷹の森ジブリ美術館に詰まっているワクワクドキドキの考えを教えていただきました。
「みんなと同じことをしない。すべてが逆転の発想」のテーマパーク、美術館運営に力を入れていること、それが差別化につながり唯一無二のスタジオジブリの考え方につながるのだと感じました。そして、何度も挫折をしながらチャレンジすることの大切さに気づくことができました。
■ おわりに
青年会議全国大会を愛知県で開催することが決まり、新型コロナウイルス感染症の拡大により1年延期となり、約3年間という非常に長い準備期間でした。長期間ということで、実行委員会のモチベーションの維持の難しさもありましたが、大会サブテーマでもある「みとめ愛ち」(認め愛のある愛知大会のチーム=愛知大会すべての参加者・関係者)を大切に仲間と多く語り合い、多くの方々に支えていただいたことで、現地開催での愛知大会を実現することができました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
愛知大会の参加者が大会での学びを園に持ち帰り、また園内研修配信動画を通して、新たなさまざまなPRODUCEが生まれることを願っています。さらに、3年ぶりの情報交換会も多くの方に参加をいただき、やはりこれこそが青年会議全国大会の現地で開催する意義であり、醍醐味と感じました。
愛知県私立保育園連盟青年部にとって、この愛知大会の経験は一生の財産となりました。今後の活動においても、今まで以上に認め愛の輪を大きく広げ、人と人とのつながりを大切に、子どもたちの笑顔につながる活動をしていきたいと思います。
次回、広島大会で皆様に再会できることを楽しみにしています。
第41回青年会議愛知大会実行委員会メンバー
愛知大会実行委員会一同
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2022年10月27日~28日、愛知県名古屋市・名古屋東急ホテルにて、「PRODUCE~みとめ愛ち」の大会テーマの下、青年会議愛知大会を開催しました。
コロナ禍でしたが、青年会議全国大会の大切な意義としての横のつながりを大切にして、現地での開催にこだわり大会運営に努めました。お陰様で現地参加 506 名、園内研修配信動画のみ63名と多くの方々にご参加をいただき、無事に大会を終えることができました。
ありがとうございました。ここでは、その2日間の様子を少しだけご紹介します。
■ 第1日目(10月27日)開会式・分科会
〈開会式・情勢報告〉
開会式では、川下勝利全私保連会長、横山和明全私保連青年会議会長が主催者を代表して挨拶を行い、併せて開催地を代表し、竹腰公見大会実行委員長が歓迎の挨拶を行いました。また、来賓として愛知県副知事・佐々木奈々子様、(社福)日本保育協会青年部長・新保雄希様より祝辞もいただきました。
続いて丸山純全私保連常務理事より、情勢報告をいただきました。少子化が進む中、国の動向、全私保連の活動を窺い知ることができ、今後の園としての未来を考える機会となりました。
〈第1分科会〉
子どもが育ち、保育者が育ち、組織が育つ園のマネジメント
和洋女子大学教授・矢藤誠慈郎氏に、マネジメントについてお話しいただきました。
組織全体を育て、組織を変えていくには職員と目標を共有していくこと、また保育の質を向上させていくためにもさまざまな園内研修を行い、楽しく、取り組み続けていくことが大切だと感じました。
保育の質を向上させていく1つの考え方として、職員同士が助け合い、フォローし合うという仲間意識と、試行錯誤を繰り返しながら、学び合う環境づくりを目指すことがあります。そして職員一人ひとりが共通目標に向かっていくことこそが、組織全体の向上につながっていくのだろうと感じた研修でした。
〈第2分科会〉
保育の中に心地よい暮らしをつくる
(社福)へきなん乳幼児福祉会理事長・へきなんこども園園長のユリア氏にお話しいただきました。
「安心・安全である保育環境こそ子どもが心地よいと感じる環境であり、心地よい環境でこそ、余分な力が入らずに子どもも大人も本来の力が出せる。保育者は子どもの生活空間、遊びや学びの環境を整え、子どもたちの最善の利益を保障しつつ最大の発達を促すべきである」へきなんこども園での年齢別の食事の仕方や遊びの姿の映像から、多くの園が「学校」のような生活形式を取り入れる中、自由でのびのびとした生活を、ユリア氏の解説とともに学ぶことができました。
〈第3分科会〉
子どもの多様性の楽しみ方
小児科医師の石川道子氏にお話しいただきました。
発達障害のお子さんへの対応や、彼らの感じている世界をわかりやすく症例を交えながら話していただき、彼らがわかりやすい方法は彼らの視点に立つと見えてくること、何に困って、どうしたいかを理解していくことで、よりよい援助方法に気づけることを教えていただきました。
子どもたちの特性に応じて得意・不得意があり、不得意なところは大人が補ってあげることで、子どもの多様性を楽しみながら保育ができるのではないかと感じた研修になりました。
〈第4分科会〉
これからのコーチング
フィールドアップ代表の田上誠司氏にお話しいただきました。
研修会では、会社に人が集まることは組織になっていくこと、その中でコーチングとは(相手が主役)一緒に考えていくことをお話しいただきました。また、研修会の間は自分の考えをしっかりと言葉で相手に伝えていくことをお題とし、グループワークを中心に研修会を行いました。
人とのコミュニケーションで大切なことは、相手に安心感、最大の承認を持たせていくことが大切であり、職員一人ひとりが活躍できるように環境を整えることでモチベーションが上がり、仕事の楽しさを自ら見つけていけるように成長させていくことが必要と学びました。
〈第5分科会〉 保育カウンセリング
全私保連保育カウンセリング企画部の北村信人部長にお話しいただきました。
保育カウンセリングとは、保育者が行うカウンセリング、保育者だからできるカウンセリングであり、日常的、継続的に行う保育実践の中に、理論や技法を活かしたカウンセリングのことであり、保育者が個々と関わるスキルを持つことで、効率的に子どもたちと向き合えることがわかりました。
また、それは気づきと学びのアプローチであり、自分と向き合い、気づき、学び、自分らしく生きることを大切に、そして自己決定・成長するプロセスを大切にして、自己理解、自己受容を援助、支援するアプローチであることを学びました。
■ 第2日目(10月28日)行政説明・記念講演
〈行政説明〉
愛知では、朝の喫茶店「モーニング」で世代を超えた親子とのつながりを生んできました。同様に、前日の情報交換会でできたつながりを翌日につなげる、そのつながりを大会で感じていただけるように、円卓の会場セッティングで行政説明を行わせていただきました。
今後こども家庭庁が開設され、大きく保育が変革する中で、今までの幼児期から大きく範囲が広がること、「こども真ん中社会」について考えるきっかけになりました。
〈記念講演〉
こどものための PRODUCE
(株)スタジオジブリ取締役、三鷹の森ジブリ美術館館主、(公財)徳間記念アニメーション文化財団常務理事の中島清文氏にご講演いただきました。
スタジオジブリの成り立ちから、2022 年11月にジブリパークをオープンするにあたり、三鷹の森ジブリ美術館に詰まっているワクワクドキドキの考えを教えていただきました。
「みんなと同じことをしない。すべてが逆転の発想」のテーマパーク、美術館運営に力を入れていること、それが差別化につながり唯一無二のスタジオジブリの考え方につながるのだと感じました。そして、何度も挫折をしながらチャレンジすることの大切さに気づくことができました。
■ おわりに
青年会議全国大会を愛知県で開催することが決まり、新型コロナウイルス感染症の拡大により1年延期となり、約3年間という非常に長い準備期間でした。長期間ということで、実行委員会のモチベーションの維持の難しさもありましたが、大会サブテーマでもある「みとめ愛ち」(認め愛のある愛知大会のチーム=愛知大会すべての参加者・関係者)を大切に仲間と多く語り合い、多くの方々に支えていただいたことで、現地開催での愛知大会を実現することができました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
愛知大会の参加者が大会での学びを園に持ち帰り、また園内研修配信動画を通して、新たなさまざまなPRODUCEが生まれることを願っています。さらに、3年ぶりの情報交換会も多くの方に参加をいただき、やはりこれこそが青年会議全国大会の現地で開催する意義であり、醍醐味と感じました。
愛知県私立保育園連盟青年部にとって、この愛知大会の経験は一生の財産となりました。今後の活動においても、今まで以上に認め愛の輪を大きく広げ、人と人とのつながりを大切に、子どもたちの笑顔につながる活動をしていきたいと思います。
次回、広島大会で皆様に再会できることを楽しみにしています。
第41回青年会議愛知大会実行委員会メンバー