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2023.01.16

「体調不良児(病児になる手前)への対応に関する調査」を実施中です

全私保連調査部が2022年9月に報告した『未就学児を持つ親へのニーズ把握調査』(https://www.zenshihoren.or.jp/files/research-tyousa_20220822.pdf)では、保育施設を利用している保護者の約9割が満足しているという結果を得ました。このことは保育に関わっている我々にとって非常に嬉しい結果であり、現場の励みにつながると感じています。

しかし嬉しい結果と同時に課題も浮き彫りになりました。
それは『園児の体調不良への対応』です(それでも満足度は6割超あります)。
はっきりと罹患している場合には保護者も保育施設もしっかりとした対応がなされていると思いますが、その一歩手前の段階に対する考え方は、保護者によって、また保育施設によって様々であり、
そのことが要因となって普段の保育内容においてほとんどトラブルを生じない保育施設であっても、
子どもの体調不良への対応をめぐり保護者の理解を得るのに苦労した(保護者にとっては保育施設の理解を得るのに苦労した)という事例は日常的にあるのではないでしょうか。

そしてコロナ禍になって、『ちょっと風邪気味です』の状況では受入が難しくなった保育施設の事情と、『もうこれ以上休めない』保護者の事情が複雑に絡み合って、感染拡大の波が起きるたびに両者がストレスを抱える構図が生まれています。
本来は労働環境など社会全体で保護者を支えるべきだと思われますが、今の日本でそれを実現するにはまだまだ時間を要することでしょう。
このような状況下で保育施設としては園児の体調に関する方針を保護者へ継続的に伝える取り組みはもちろんですが、より多くの理解が得られる対応とは何か?を模索し、
検討する必要があります。

上記の背景から全私保連調査部では、園児の体調不良への対応の現状把握と事例の収集を行い、最終的に保護者とのトラブル軽減につなげることを目的として今回『体調不良児への対応に関する調査』を実施します。
本調査はインターネット調査で実施し、よりスピーディーな意見回収と結果報告を行えるよう進めてまいります。皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。

★回答受付期間…令和5年1月16日(月)~31日(火)

★調査対象…1施設につき1回答 
※施設を代表して1名のご回答でお願いいたします。    
※令和5年1月16日時点の状況をご回答ください。

回答フォームはこちら!!                
https://questant.jp/q/1FSIR8U7