希望の保育指針

保育の手触り・息づかい

「希望の保育指針」は、保育の手触りや息遣いに根ざした、保育者のことばで紡いでいくことを目指しています。たとえば以下の座談会では、「3 「問い」にもとづく」のうち「自己発揮しながらきまりをつくる」のテーマが、リアルな保育のことばで語られています。みなさんそれぞれが、自分たちの保育を語りあうための素材として、「希望の保育指針」に掲載されている動画やエピソードを活用してみてください。

ゆらぎながら育つ

●動画から何を感じるか、自らの言葉で考えてみてください。
まずは【ゆらぎながら育つカリキュラム】の動画をご覧ください。
動画を見て、すごいなあ、おもしろいなあ、いいなあ、と思ったところを、いくつか書いてください。正解はありません。自由に書いてください。

●解説を読み、もう一度動画をみて考えてみてください。
【ゆらぎながら育つカリキュラム】の動画(子どもの姿)は、例えば「主体性」という視点から、【感じる主体性と考える主体性】のように理解できます。自園の子どもたちには、どのような主体性が働いていますか。

●理論的観点に関心のある方は【「ゆらぎながら育つ」エリクソンの発達理論】をご覧ください。

「問い」にもとづく

ゆらぎながらの育ちには、唯一の正しい道はありません。とはいえ、それは地図のない道でもありません。子どもたちの育つ姿を語り合いながら、「じゃあ私の保育は…」と問いを重ねていくことで、カリキュラムの道筋が見えてきます。ここに示した5つのエピソードは、「信頼」を土台にしながら、しだいにお互いが充たされあう自己発揮に至る育ちのプロセスの一部を提示しています。自園で考えてみたいテーマを選び、リンク先のエピソードから仲間と語り合うための問いを見つけてみてください。

遊び(暮らし)ながら考える民主主義

遊びのなかでルールを決めていくこと、ケンカのなかでお互いの思いをぶつけあうこと。そのような日常のなかに民主主義の学びがあります。子どもたちは、それぞれの存在が尊重され、身近な集団のなかで影響をもつ経験を重ねることで、共に暮らすための工夫を学んでいます。以下には、遊びと暮らしのなかにある民主主義を考えていくための3つの問いを示しています。気になる問いを選び、自園の遊びと暮らしを振り返ってみてください。

生活といのちをつなぐ暮らし

「暮らし」は、生きているものどうしがかかわりあうなかで営まれます。しかし、私たちの今の生活は、十分にいのちのつながりを感じられるものになっているでしょうか。以下のリンクは、いのちのつながりのなかにある保育のエピソードと、いのちのつながりを大切にする社会への選択肢をセットで示しています。いのちとつながる保育を考えたい方は、①~④のリンクにある問いを、保育と社会とのつながりを考えてみたい方は、A~Dのリンクを開いて語り合ってみてください。

ひらかれる

「希望の保育指針」は、保育者はもちろん、保護者、学校の先生、子育て支援者、行政、政治家、子どもを想う企業の方などにも向けられています。保育の場から生まれた問いや声を社会にひらき、ともに考え、変容し、私たちが必要とする制度や仕組みを要望することで、こどもと共に暮らす民主主義が実現すると考えています。「希望の保育指針」をともにつくっていくために、それぞれの現場で必要としたエピソードや問い、リーフレットへのご意見をぜひお寄せください。