公益社団法人 全国私立保育園連盟

研修報告

開催日程
2019年2月4日~8日
開催場所
和歌山県・西牟婁郡
 今回の保育カウンセラー養成講座は、和歌山県の白浜にて第69回ステップⅠを開催しました。春を先取りしたような陽気の中で、全国各地から58名の方にカウンセリングを学びに来ていただきました。
 淑徳大学の齋藤先生からは、コミュニケーショントレーニングをしていただきました。保育士でもある齋藤先生は、優しい語り口の中にも保育者に対する思いも感じられ、熱のこもったトレーニングとなりました。相手の話を聴くというワークを通して、自分の聴き方の癖に気づいたり、話を聴いてもらう心地よさを感じたりすることが出来たのではないでしょうか。さらに、自己理解を深め、今まで感じることのなかった「気持ち」に気づくことが出来たようです。「受容」「共感」という言葉はよく使われますが、改めて講義を受け、何度も繰り返し練習することで、難しさを感じながらも、現場で実践していきたいと改めて実感しました。

 開放的な空気の中で、4泊5日という濃厚な時間を過ごし、身も心も豊かになったことでしょう。皆さんも、学びに来ませんか?


(本田幸太郎/保育カウンセリング企画部)
開催日程
2018年10月31日~11月2日
開催場所
広島県・広島市
 2018年10月31日〜11月2日の3日間、広島市のホテルセンチュリー21広島において、全国から180名の参加者を集め、『主体的な生活とあそびのあり方を探る ~新指針・要領から読み解く乳幼児期の「保育・教育の本質」を考える~』をテーマに開催されました。
 1日目は東京立正短期大学の鈴木健史氏による「指針・要領を深く読み解く①主体的・協働的なグループワークを通じて」と題した講義・演習でした。新指針では、「保育の質及び職員の専門性の向上」のために「組織的に対応」することが求められていることを踏まえ、「関係性」や「協同性」・「同僚性」をキーワードにグループワークを通して、参加者が主体的に学び、互いに学びを共有する機会となりました。
 2日目は乳幼児教育実践研究家の井桁容子氏による「指針・要領を深く読み解く②保育者は子どもの姿をどのように捉え関わるのか」と題した講義・演習でした。今般の指針改定を貫くキーワードである「温かく、受容的、応答的に関わる」ためには、保育者がどのように深く「子ども理解」し、それに基づいて「援助・配慮」するのかを、豊富な事例を通して、考える機会となりました。
 3日目は東京家政大学の加藤繁美氏による「指針・要領を深く読み解く③『子どもとつくる保育』を考える」をテーマにした講演でした。「子どもとつくる保育」の原則を「逸脱」と「参画」とし、「逸脱」が持つ子ども一人ひとりの「意味生成」の働きと、子どもの「意見を聴きとられる権利」・「参画する権利」を保障するところに「保育の専門性」があることを、こちらも多様な事例を通して学ぶ時間となりました。
 3日間の講義・演習はいずれも密度が濃く、参加者一人ひとりとそれぞれの保育現場の「実践」を振り返り、新指針・要領に基づいた新しい「実践」につながるヒントを得る貴重な研修になったことを主催者の一人として確信しています。 
(前田武司/全私保連研修部)
開催日程
平成30年11月12日~16日
開催場所
長野県・茅野市
 平成30年11月12日から16日の5日間にわたり、長野県茅野市のエクシブ蓼科にて保育カウンセラー養成講座第45回ステップⅡが開催されました。施設内は晩秋の蓼科高原ならではの環境で、お天気に恵まれ爽やかな空気をたくさん吸うことができました。
    
 ステップⅡの基本課題は、「自分も相手も大切にできる態度を身につける」「自分を知り自分らしさをよりよく活かす力を養う」です。1日目、2日目の井出智博先生(静岡大学准教授)には「カール・ロジャースのカウンセリング理論」をできるだけわかりやすくていねいに教えていただいたのですが、難しい理論がわずか1日でわかるわけはありません。しかし、基本となることですから、これをきっかけに更に学んでいこうという姿勢を一人でも多く持っていただければと願っています。  
 3日目の小山田治子先生(CHR研究所所長)の「交流分析」では、プラスのストロークをたくさんもらえて嬉しかったという声が多くありました。また、4日目の諸富祥彦先生(明治大学教授)の「保育者はコミュニケーションのプロという自覚を持とう!」というお話を聴いて「うん、うん」とうなずいている姿もみられ、職場での実践につながることを期待したいと思います。
 

 
(山根孝子/保育カウンセリング企画部)
 秋も深まった長野県のエクシブ軽井沢で、平成30年10月22日~26日の5日間にわたり、第68回ステップⅠが開催されました。北海道から沖縄までの全国から79名の受講生が参加され、保育カウンセラーとしての学びの第一歩としてスタートしました。

 ステップⅠは「人とのつながりを育てるための理論と方法を学ぶ・子どもや保護者の気持ちを受け止め、寄り添うための力を身に付ける」が講座のテーマです。
講座は「保育カウンセリング・学びの一歩」の講義から始まり、初めての研修のため、参加者は緊張した雰囲気でしたが、保育カウンセリングの技法を学ぶワークを重ねながら、少しずつ和やか表情になられ、初日の講座が終わりました。懇親会では、参加者それぞれの自己紹介の中から、笑顔の交流が広がりました。
 2日目は保育カウンセリングの理論と技法Ⅰ-保育現場に必要なカウンセリングー、3日目は保育カウンセリングの理論と技法Ⅱ-コミュニケーショントレーニングーの講座を、大竹直子先生(臨床心理士)に学びました。4日目は大野祥子先生(白百合女子大学 非常勤講師)より家族関係の心理学についてご講義いただき、多様な家族関係について認識が広がる学びとなりました。午後の体験からの気づきの講義では、グループワークで気づきや学びを深めました。エクシブ軽井沢の素敵なガーデンテラスで行われた「トラストウォーク」のワークでは、信頼関係の中から、秋の自然に触れ 五感がとぎすまされる豊かな体験となりました。
         
 最終日のお別れパーティでは、この講座で心に残った学びや気づきについて振り返り、ジェスチャーで表現し合い、大いに盛り上がり、充実した5日間となりました。学び続けることの思いを胸に、講座は終了しました。
(総毛秀子/保育カウンセリング企画部)
開催日程
2018年9月10日(月)~9月12日(水)
開催場所
長野県・軽井沢町
 今年は、長野県・エクシブ軽井沢にて、全国各地より約50名の参加者が集い、園長セミナーが開催されました。「保育をみんなで磨き高め合うために」~多面的な視点から園長のあり方を考える~をテーマに、グループワークや学びの振り返りを取り入れながら、参加者自らが「主体的・対話的で深い学び」を体験し、充実した3日間となりました。

 1日目は、東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター特任講師の淀川裕美先生をお招きし、『協働的な学びを生み出す園長のあり方』について、2日目は、本セミナーのファシリテーターでもある東京立正短期大学専任講師の鈴木健史先生に『一人ひとりが尊重され、多様性が生かされる組織作りを考える』をテーマに、3日目は、大妻女子大学教授の岡健先生をお迎えして『保育者どうしの語り合いを支える園長のあり方』を、講義とワークを織り交ぜながら講演いただきました。


 ワークでは、自己開示やフィードバックによって自己理解が深まり、気づきへと繋がっていく、この繰り返しを行いながら、参加者自らが主体的に語り合う姿が見られました。このセミナーを通して、園に関わる様々な人の願いを読みとり、質の高い保育を行うための時代に応じたリーダーシップが発揮できますことを願っております。3日間、お疲れ様でした。
(米田光子/全私保連研修部)
開催日程
平成30年9月3日~7日
開催場所
静岡県・浜松市
 平成30年9月3日から9月7日の5日間にわたり、静岡県浜松市のエクシブ浜名湖において、第25回保育カウンセラー養成講座ステップⅢが開催されました。
 2日目には、西日本に今年最大級の台風が上陸し、3日目には北海道で震度7の地震が起こり、地元に様々な思いを抱きながら受講していた人が沢山いるように見受けられました。しかし、受講生同士寄り添い、温かい連帯感が生まれていました。


 2日目の「保育ソーシャルワーク」で、長谷川俊雄先生(白梅学園大学教授)の講義を受けた受講生からの感想を紹介します。
・ソーシャルワークを学ぶ、知識として持っていることの大切さを感じました。実践の中で取り入れていくこと、命を守っていることの自覚の大切さを改めて感じました。
・カウンセリングやソーシャルワークの違いを理解することができた。


 4日目の「保育カウンセリング理論と技法Ⅵ 自己生成指向カウンセリング」で、清水幹夫先生(多摩心理臨床研究所所長)の講義を受けた受講生からは、
・ロジャーズの話は難しかったが、必要なことなのだと感じました。
・グループカウンセリングを行うことで、問題がより明確になり、どの様に取り組めばいいのか理解することができた。また、ファシリテーターの役割はとても大事であり、この様な経験を沢山していきたいと思う。
等の感想がありました。

 最終日には、本講座のふりかえりを行い、各々が有意義な学びを得て無事に終了することができました。今回の受講を終え、この先一人でも多くの方々が「保育カウンセラー」の道を歩まれることを願っています。

 
(福永磨子/保育カウンセリング企画部)
開催日程
平成30年7月9日(月)~13日(金)
開催場所
静岡県・浜松市
平成30年7月9日から13日の5日間にわたり、静岡県浜松市のエクシブ浜名湖にて第44回ステップⅡが開催されました。少し緊張した趣の中、素晴らしい講師の方々と充実した内容の講座が進められ、受講生の真剣かつ楽しそうな姿が見られました。ステップⅡの基本課題は、「自分も相手も大切に出来る態度を身に付ける」「自分を知り、自分らしさをよりよくいかす力を養う」という目的の下、自分を見つめることで、自分らしさを適切に保育現場でいかすための学びと体験をしていきました。

1・2日目の井出智博先生(静岡大学准教授)の講義ではロジャーズのカウンセリング理論を中心に自分や相手を理解するワーク、傾聴トレーニング等を行いました。3日目の小山田治子先生(CHR研究所)からは人間関係の一つである交流分析、プラスのストロークの大切さ、重要性を学びました。4日目の諸富祥彦先生(明治大学教授)の講義では、心と心のつながりとなるリレーション(暖かいふれあいや繋がりのこと)やアサーション(自分も相手も大切にした自己表現)を学びました。アサーティブな関わり方のワークでは保育現場での身近な事例をたくさん使われたので大変分かりやすかったように感じられました。講座中の受講生からは「日常の中であまり褒められる機会がないので、たくさん認めてもらい褒めてもらって嬉しかった」という感想もあり、喜ばれている姿が印象的でした。

 最終日には本講座のふりかえりを行い、無事に全員で終わりを迎えることができ、参加者にとっても学びの多い5日間となりました。

 
(田中眞理/保育カウンセリング企画部)
開催日程
平成30年6月18日(月)~22日(金)
開催場所
滋賀県・米原市

平成30年6月18日から6月22日の5日間にわたり、エクシブ琵琶湖に於いて、保育カウンセラー養成講座 第24回ステップⅢが開催されました。当日は大阪を震源とした大地震が発生し、全国各地から参加予定だった受講生のほとんどが公共交通機関の影響により、時間通りに到着できない状況で、少人数でのスタートとなりました。最初こそ参加者の様子は落ち着かないように見受けられましたが、時間の経過とともに少しずつある種の連帯感のようなものができ、温かい空気に変わっていったように感じられました。

2日目の朝には20名が揃い、予定通りのプログラムを行うことができました。今回は少人数での講座でしたが、半数が主任や主幹教諭という役職にあるリーダー層でしたので、落ち着いており、主体的で真面目に取り組んでいる様子でした。講座内容としては、ステップⅢということでカウンセリングの基礎を踏まえた深い実技もありました。3日目に行われた齊藤 崇氏(淑徳大学教授)の「保育カウンセリングトレーニング」の演習では、「今、ここでの気持ち」に焦点を当て、受講生の内面に触れていく際には、温かい雰囲気に包まれて感情があふれ出すような場面もありました。

同日のトーク広場には全員が参加し、目立って体調を崩す方も出ませんでした。4日目のお別れパーティーでは有志でダンスを披露したり、全員での集合写真撮影などを行い、大きなひとつの園のような、場が和んで安心できる一体感が感じられました。最終日は、本講座のふりかえりとして一人2分以内で全員が発言して意見交換を行いました。初日こそ大きなアクシデントに見舞われましたが、少人数を生かした忘れられない学びの5日間となり、無事に終了を迎えることができました。
 

(三幣典子/保育カウンセリング企画部)

開催日程
平成30年2月5日(月)~9日(金)
開催場所
和歌山県・白浜町
平成30年2月5日~9日までの5日間で、和歌山県白浜町のエクシブ白浜にて保育カウンセラー養成講座第67回ステップⅠが開催されました。北は北海道、南は鹿児島県まで全国から総勢56名の方々にご参加いただきました。

ステップⅠは「人とのつながりを育てるための理論と方法を学ぶ・子どもや保護者の気持ちを受け止め、寄り添うための力を身に付ける」がテーマの講座です。

講座は「保育カウンセリング・学びの一歩」の講義から始まります。4泊5日の長丁場の研修スケジュールのため、どの参加者も初めは緊張した雰囲気でしたが、保育カウンセリングの技法を学ぶワークを重ねることで次第に打ち解け、熱心に学んでいる様子でした。また、この講座は屋内の講義が中心となりますが、「体験からの気づき」の講義では、ホテルのガーデンチャペルを使用して、冬晴れで気持ち良い天候の中で「トラストウォーク」のワークを行いました。

最終日のお別れパーティでは、この講座で学んだ様々なワークを、言葉を使わないノンバーバルゲームで振り返ることで大いに盛り上がり、充実した5日間となりました。
記録的大雪が報道されている中での講座だったため、参加者どうしで帰路の無事を願いながら、是非ステップⅡでまたお会いしましょうと別れの挨拶を交わして講座は終了しました。

※【トラストウォーク】視覚に頼らないコミュニケーションを行うことにより普段感じられないもの、見えないものを体験するワーク

(石塚千恵子/保育カウンセラー企画委員会委員)
開催日程
平成29年12月14日(木)~15日(金)
開催場所
兵庫県・神戸市
平成29年12月14日~15日の2日間で保育カウンセラー養成講座第24回ステップアップが兵庫県神戸市のラッセホールにて開催されました。「保育者のための家族カウンセリングの実際」と題して、NPO法人日本家族カウンセリング協会副理事長の長谷川啓三氏をお迎えしました。

ステップアップ講座はステップⅢ講座修了者(保育カウンセラー資格取得者含む)を対象に、カウンセリングを継続して学んでいただくことを目的として年2回開催している講座で、年1回の開催では参加できる方々が限られてしまうため、同じ内容の講座を東京と地方の2か所で行っています。

家族カウンセリングの理論を講義形式で学ぶのではなく、6人グループで家族カウンセリングを実践するというワーク主体の講座で、これまでの養成講座で学んできた内容とはまた違った理論と技法のため、受講者も最初は戸惑いを感じる様子でしたが、長谷川氏のユーモアたっぷりのお話しがとてもわかりやすく、すんなりと心に響いたのではないかと思います。

12月はどの保育施設も行事等で、参加者にとっても忙しい時期での開催となりましたが、非常に内容の濃く、有意義な2日間となりました。
 
(山根孝子/保育カウンセラー企画委員会副委員長)
 
前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 次へ